最近では、結納式に仲人を立てずに男性側・女性側がミル・アンジュに集い、結納を納める場合が増えてきました。その一例を紹介します。
1.式場に到着
・到着次第、男性側は結納を飾り始めます。
・飾り終わり準備が整い次第、女性側が入場し全員席に着きます。
※受書を男性側が用意している場合は、前もって渡しておくか、
当日ならば入ったらすぐにお渡しします。
2.口上と進行
・末広を前に置き、口上を述べます。
※目録セットは風呂敷をはずし、渡せる状態にしておきます。
男性側
「この度は、婚約をご承諾くださいまして有難うございます。
お約束の印として結納の品を持参して参りました。
どうぞ幾久しくご受納くださいませ。」
※目録セットを上に置き、時計方向に回して相手側に向け、差し出します。
女性側
「誠にていねいなお言葉を賜り有難うございます。
その上結構なご結納の品々をいただき、厚く御礼申し上げ、
幾久しくお受けいたします。」
※目録に目を通した後、別室へ移り目録と金子を確かめ
男性側の広蓋に受書セットとおためを入れ袱紗をかけ部屋へもどります。
※通常関西では「お多芽」として小袖料の一割程度を金封に入れ、
受書と一緒にお返しします。
「只今お納めいただきました結納の受書でございます。
どうぞお納めくださいませ。」と述べ、男性側に渡します。
男性側
「お受け致します。本日はありがとうございます。」
と受け取り挨拶をします。